食品衛生責任者養成講習会に行ってきた |
東京が大雪で真っ白に染まった本日、私は食品衛生責任者養成講習会というものに出ていました。よくある質問に、飲食店を開くのに調理師免許はいらないのですか?というのがありますが、小規模なお店の場合、答はノーなのです。そのかわりというか、食品衛生責任者というのを必ず一人以上置かなければなりません。
関連の資格を有する人、例えば調理師や栄養士、医師、獣医師、薬剤師などをお持ちのみなさんは、何もしなくても食品衛生責任者になることができますが、そうでない一般人も、1万円の受講料を払って1日(約6時間)講習を受ければ、この資格が得られます。一度取得すれば更新は必要なく、一生有効だそうです。
この講習会で学ぶことは、衛生法規(食品安全基本法、食品衛生法および食品表示法)、公衆衛生学、そして食品衛生学(の基本部分)です。この道に興味があれば、何となく知っていそうなことも多いですが、例えば消費期限と賞味期限の違いとか、食中毒の原因となる菌やウィルスの実際の感染経路や対策の仕方とか、それら以外の食中毒とか、知っているようで知らないこと、さらに法規については運用に幅がある部分なども含めて様々なことを教えてもらえます。
現実に飲食業関連で働いているか、働く予定の人たちが受けに来る講習ですから、やはり何よりも食中毒対策関連に時間を割きます。大学の時みたいに長い講義をこんなにみっちり聴講したのはいつ以来?って感じでしたが、正直言って大学時代の講義よりも楽しかったー(笑)。聞いてるそばから忘れてゆく記憶力の衰えも激しく実感しつつではありますが(笑)、それでもやりたいとか知りたいとか思ってする勉強って本当に楽しんだなっていうことも、今さらながら実感しました。
そして最後に簡単なテストがあります。講師の方々のお話をちゃんと聴いていれば何の問題もなく、通常は参加者全員がめでたく、自分の名前入りの食品衛生責任者手帳をいただいて終了となります。
また一歩、オープンに近づけたかな?